銀色うつ時間

思い出すたび何か胸につっかえてるだけ

PCを新調しました

もはや1年以上「PCがほしい、PCがほしい」とツイートし続けてきたが、今回ついに新しいPCを新調する運びとなった。今までMacBook(late 2006)という化石のようなPCで戦ってきたわけだけれど、開発者の端くれとしていつまでも貧弱なハードウェア構成のマシンを使うわけにはいかない(白目 加えて、学生時代と異なりPCを外に持っていく機会もほとんどないので、大きなディスプレイに見合ったパワフルなデスクトップPCを1から構築することにした。私が出す要件は以下の通りである。

基本方針

高性能なモデルがほしい
  • CPU
    • 私のMacBookは、一時代を築いたintel Core 2 duoだった。当時はあまりの速さに感動していたが(その前はamdの廉価モデルの何かを使っていた記憶)、時代の進歩とは残酷なもので、Sandy世代のCPUを搭載した職場のMacBookProを常用するようになってからは不満が募るようになってしまった。どうせ買い換えるのならばIvy世代の最新CPUにしようと思う。
  • メモリ
    • 私のMacBookは、6年の歳月をかけて少しずつカスタマイズされいった。当然メモリも最大までカスタマイズしてあったわけだが、それでも限界は3GBである。現在のモダンブラウザやIDEを同時に立ち上げたら最後、「空きメモリ容量:ほげMB」などという苦しみを味わうしかなかった。今回はふんだんにメモリを搭載したい。
  • グラフィクス
    • 私のMacBookは、Intel GMA95というグラフィクスプロセッサであった。これはメインメモリと共有型のもので、64MB DDR2 SDRAMメモリ搭載とある。フルHDの外部ディスプレイを利用していたのだが、たびたび画面にちらつきがあったり、スクロールがカクつく現象が起きていた。貧弱なリソースを更に切迫していわけだ。私自身オンラインゲームを利用することはないが、フルHDのディスプレイ2枚程度は問題なく処理できるGPUがほしい。
  • ストレージ
    • 私のMacBookは、6年の歳月をかけて少しずつカスタマイズされていった。ストレージも例外ではなく、過去2度ものデータ損失事故を引き起こしている(1度は100GB近い音楽データを失った)。現在は当然SSD化もされており、更に光学ドライブの場所に500GBのHDDをマウントしている。とはいえ現在は保有するデータも少ないので、SSDとバックアップ用のHDDさえ用意されていればよいと判断した。
極端な大型化を避ける
  • 「なんなんだ、これは...」
    • 先日まで、自作PCを組むべきか、MacMiniの上位モデルを買うべきか悩んでいた程度には小型のマシンがほしいと考えていた(しかも新型のMacMiniなら2.6GHzのクアッドcore-i7が78000円とMacにしてはそれほど高くない)。多少の大きさは構わないのだが、秋葉原電気街諸店舗における自作PCのケースコーナーに溢れているような、独特のカルチャーをもった、厨二病というか、「これが俺のマシンや!どやぁ!(LEDで光を帯びたファン「ファンファン」)」みたいなセンスには我慢ならなかったし、何よりあの灯油ケースみたいなサイズが許せない。僕の家は狭いし、ものが多い。自作するのなら、大きさはそこそこに、値段は多少かかってもいいので圧倒的にハイセンスなケースを探すべきだと判断した。
FYI : http://blog-imgs-46.fc2.com/m/o/t/motobuyer45/cosmos22.jpg
  • 拡張性や排熱
    • とはいえ、mini-ATXのような小型マザーに高性能CPUを載せ、かつケースも小さくとなると、電力供給や排熱の問題がボトルネックになることは確定的に明らかだ。また、拡張性に関しても不安が残る。そこでマザーボードはmini-ATXではなくmicro-ATXとし、micro-ATX規格が搭載可能という条件で比較的小型の、私の眼鏡に叶うセンスを有したケースを探すこととした。
予算はできれば10万以下
  • 悪くないスペックのMacMiniが8万(カスタマイズ入れて10万)で買えるのにわざわざ自作するとなったら、それを超えるスペックで10万以下に抑えたい。とはいえ、今回はコンピュータの勉強的側面もあったのでそこまで気にしない。

ハードウェア構成

お待ちかね、今回このようなわがままな要望を満たす運びとなったハードウェア構成が以下のとおりだ。費用も合わせて明記しておく

  • CPU : i7 3770k
  • GPU : nvidia GEFORCE GT640
  • RAM : 32GB
    • Patriot Memory DDR3 PC3-12800 8GB × 4 \9,940
  • Storage : SSD240GB + HDD300GB
    • Intel SSD 335SEROES 24GB \14,780
    • HDDは自宅で使っていないものをマウント
  • OS : windows8 + fuckOSX
    • windows 8(dsp) home premium \10,800
    • fuckintoshな夢は次のエントリで解説する
  • Motherboard : GIGABYTE micro-ATX
  • PowerSupplyUnit : 玄人志向
    • KRPW-P2-650W/85+ \6,480
  • ODD
  • Case
    • abee AS Enclosure ASE-LP210 \19,980
  • Trackpad
    • Apple MagicTrackpad \6,800
  • その他

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合計して11~12万程度になるかと思う。ケースが2番目に高い買い物になっている。無駄にケースにお金をかけているし、windowsOSやtrackpadまで購入しているので少し足がでてしまったが、全く問題ない。

ちなみに、これが今まで使ってきたMacBookの技術仕様だ。
http://support.apple.com/kb/SP23?viewlocale=ja_JP&locale=ja_JP

知人の世話になりつつ、実際に組んでみる。マシンとして組む過程や、何度もBIOSを確かめることでコンピュータがどのように動いているのか少なからず理解できたように思う。問題なく起動することができたが、今回windows8はHDDにインストールした。HDDだから多少の遅さがあるとはいえ、動作している。今のところ、音や熱が問題になっている感覚はない。非常に静かで、安定した様子を見せている。

出来上がり

ケース

これが私の探し求めていた、自作PC界隈の文化とは一線を画すセンスフルなケース。黒やシルバーの先行く、ゴールド。金は上質の象徴だ。ケースから黄金の金が鳴っているのが写真で伝えられないのが遺憾である。

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全容。完成されたボックスの造形である。これがほんとの、黄金比や!

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オーディオ機器としての存在感もばっちりである。これを使うユーザーはまったく新しいGoldExperienceに打ちのめされること請け合いだ。

音・映像
  • オーディオ機器に関しては、ソニーの標準サイズのコンポを出力として利用している。音質に関しては既に10年以上前からあるものなのでなんともいえないが、そのあたりの数千円程度のPCステレオよりはよいと思われる。
  • 映像に関しては、DELLの23インチフルHDをそのまま利用している。補助ディスプレイとして、32インチの東芝REGZAHDMIで繋いでいる。以外と問題なく表示できており、GPUのお陰か動画も美しく描画されるので満足である。
スコア

さて、今回組んだPCがどれ程のパフォーマンスを持つのか、試しにテストしてみようと思う。Geekbench2というアプリケーションを用いて測定してみた。測定結果は以下の通りだが、これは32bit版として測っているので、実際にはもっとスコアが高く出るような気もする。

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ちなみに往年のMacBookのスコアはこちら

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新しいPCが64bitであることを加味すると、ほとんど5倍かそれ以上の速度にはなっているようです。メモリが32GBある安心感が素晴らしい。動画を見ながらIDEどころか、動画を見ながら動画が見れるのではないでしょうか!これでHuluドリブンな開発ができますね!(白

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まとめ

  • ぱそこん組むって楽しいですね
    • 積極的に厨二病になろう!
    • 黄金のケースこそ至高
  • OSまわりの設定は次エントリ
  • 時代の進歩とは
    • 6年間使った黒いMacBookには愛着がある